標高810m。山名(アポイ)はアイヌ語で「火のたくさんある所」を意味します。花の百名山の一つ。アポイ岳は地球深部のマントルが露出した「幌満かんらん岩」で構成され、アポイアザミ、ヒダカソウ、アポイマイマイ、ヒメチャマダラセセリなど固有の動植物が生息し、科学的にも貴重で固有の地質や地形を持つため「ユネスコ世界ジオパーク」に指定されています。山麓のアポイ岳ジオパークビジターセンターは、ジオパークの地形・自然・文化に関する展示やアポイ岳の安全登山、ヒグマ出没に関するリアルタイム情報の提供を行っています。
登山は、ジオパークビジターセンターからアポイ岳山頂を目指すルートと、ピンネシリ登山口-アポイ岳縦走登山ルートがあります。地元の小学生が遠足として登るなど、子どもから高齢の方まで幅広い年齢層が年間約8,000人訪れます。